新幹線を降りて 車で10分走れば
こんなに豊かな里山が。
掛川は日常が贅沢な街。
里山は人が作ってきた風景。
掛川の景色はなぜこんなに
心を和ませるのだろう。
四季の里山を楽しもう、
私たちの先祖がそうしてきたように。
掛川に移住してきたケーキ屋さんの店主が話してくれた。
店を出す時によい土地を探した。
美味しいケーキを作る秘訣は美味しい果物、それも数多くの種類の果物が四季ごとに新鮮なまま入手できる土地がいい。
掛川は彼の条件を満たしたように見えた。
この土地に住んでいる人々は、当たり前すぎてなかなか気付かなかった掛川の魅力に彼は気付いたのだった。
冬も雪は降らず、全国平均を大きく上回る日射量。南は海に望み、小笠山のふもとには穏やかな平野と、江戸時代から人々が守ってきた優しい里山がたくさん、北には粟ヶ岳、八高山、大尾山という山々と更にその奥には南アルプスが冬の降雪から守ってくれる。
そしてその土地には、柿、栗、ぶどう、キウイ、いちじく…など多くの果実が作られている。そして新鮮な乳製品も…。
掛川の北にそびえるシンボルとも言うべき「粟ヶ岳(あわがたけ)」の山麓では、茶所静岡県の中でも屈指の銘茶の生産地が広がり、日本一の称号の賞を幾度と無く獲得している。
そして、環境を守り、美味しいお茶を作る農法は2013年には「世界農業遺産」にも選ばれていた。
故郷は遠くにありて想うもの…。
豊かな里山、美しい野に広がる恵みは、失ってしまったありき日の思い出ではない。
今、今日もここ、掛川にひろがり。人々は太陽の下で生きている。
まだ遅くはない、いつか、ケーキ屋さんの店主が「選び」「決めた」ように、住む場所を選び、決断するのはいつも自分なのだ。
大切にした樹木から、美しくおいしい果物はできる。それから作られるケーキはまさに里山の恵み。掛川の恵み。
あなたが美味しいケーキをほおばる時、きっとそれは、掛川に住む、掛川を訪れるという、あなたの「物語」の中で素敵なシーンになるだろう。
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LINK
■世界農業遺産「掛川の茶草場農法」
・静岡県公式HP
・掛川市公式HP
■これっしか処>掛川里山栗焼酎「自ら-みずから・おのずから-」